鹿島商工会議所青年部 KASHIMA YEG

鹿島商工会議所青年部 KASHIMA YEG

ごあいさつ

鹿島YEG 前年度会長 溝上 祐介

 平素より私たち(鹿島YEG)の活動に対しまして、鹿島商工会議所、行政、関係各位の皆様方のご理解、ご協力を賜り感謝申し上げます。
 今年度、創立40年を迎えこれまで鹿島YEGの歴史を繋ぎ築いてこられた諸先輩方へ感謝の意と敬意を表しますと共に、また次の10年へ向かって会員一丸となって歩を進めることとなります。
 令和3年度、鹿島YEGスローガンを「協笑(きょうしょう)~笑顔にする工夫と行動~」と掲げました。昨年度より突然、私たちは試行錯誤の続く活動を余儀なくされました。しかし、このような状況におかれても、私たちは地域社会の発展の一翼を担う企業家集団として一丸となって活動を続けてまいりました。一人ではできないことも皆が力を合わせひとつとなる事で、どのような困難な状況においても事を成せることができると強く感じた一年でありました。
 先行きは少し光明が見えてきているかもしれませんが、以前と同じ暮らしには戻っておりません。しかし、このような時だからこそ「笑う」「笑顔にする」事も私たち若き企業家、経営者の役割だと考えます。社会、経済を支える地域の一人として、それぞれがその自覚を持ち、私たち自身が笑顔でなければ町も経済活動も元気にはなりません。笑顔は最良の薬とも聞きます。経営、営業スキルとしても非常に重要なコミュニケーションの一つです。今後も様々な事業を展開し、活動の歩みを次の10年先へ繋いでいく中で、地域の支えとなり礎となる更なる一歩を踏み出します。
 今はピンチかもしれません、それをチャンスに変える様々な学びを得ることができるのも、このYEGでの活動だと強く確信します。その学びを研鑽していくことで更にそれが個々のスキルとなり自企業の発展へ繋がっていきます。その思いはこれまでの40年体現してこられた先輩方から、現在の鹿島YEGメンバーへ伝承されてきた技術としてまた次の世代へ繋いでいく所存です。
 結びになりますが、創立以来これまで鹿島商工会議所青年部に頂きましたご厚情に感謝を申し上げると共に、今後もより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

鹿島YEG40周年記念事業
実行委員長 坂本 憲一郎

坂本 憲一郎

 鹿島商工会議所青年部40周年という貴重な節目を、実行委員長として迎えるにあたり、これまで様々な形で支えてくださった親会・鹿島市・佐賀県、そして志や伝統などを絶え間なく継承されてきた諸先輩方や現役メンバーに対して、大きな驚きと深い感謝の思いが湧き上がり、とても感慨深く思います。

 30周年からの、この10年間という時間は我々にとってあまりにも変化に富み、ITや通信インフラの進化と共に加速度的な速さで変化しています。かつては空想の世界にしか思い描いていなかった事が現実味を帯び初め、量子コンピューターの開発、ディープラーニングを施したAI、移住をも含めた宇宙開発など様々な研究が進み、正にシンギュラリティ目前といった時代へとさしかかっています。
 そんな希望的未来を観測出来るなか私は「温故知新」というスローガンを掲げました。「先人達は何を思い、何を志して生きていたか?」という謎に少しでも多くの人が触れる機会になると共に、そこから「本物の新しい物」を創り出す事が出来るかもしれないと思ったからです。商工会議所青年部は意図せず人と出会い、切磋琢磨し過去の深い歴史に触れあえる素敵な場所だと思います。どうかこの場所が末永く続き、これからも微弱ながら輝き続ける場所であって欲しいと思うと共に、これまで鹿島YEGを支えて下さった方に心より感謝を申し上げご挨拶とさせいただきます。

鹿島商工会議所 会頭 森 孝一

 鹿島商工会議所青年部創立40周年、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
 昭和57年の発足以来、鹿島市の若き経済人の団体として様々な活動を展開され、自身の事業のみならず鹿島市の振興に大いに貢献されてきたことに対し、深く敬意を表します。また、貴団体OBの方々には今まさに鹿島の屋台骨となり地元商工業を支えて頂いていると感じています。
 貴団体が30周年記念式典を開催されたのが平成24年であり、そこから10年間を振り返ってみますと、かねてより行われていた鹿島市特産品のPR事業「ゆ~ゆん物産まつり」をさらに発展させ、県内はもとより福岡や長崎、熊本など北部九州一円に活動の場を広げ、鹿島市のPRに大いに貢献して頂きました。また、「酒蔵ツーリズム」の開催に合わせた佐賀県内の地酒のPRや、日本酒に合うつまみの開発などを行って頂きました。
 平成28年の熊本地震の際には、支援物資の補給にいち早く動き出し、鹿島市内外の100名様を超える方々から協賛頂いた支援物資を被災地に届けて頂きました。日頃から地域に根付いて活動頂いている貴団体の連携の証を示す出来事だと思います。
 令和に入ってからは新型コロナウイルス感染症や水害など、厄災とも言える大きな困難があり、貴団体の活動自体が制限されるということがありました。しかし、ピンチをチャンスに変えるのが青年部。手作り除菌液やベンチの寄贈、貴団体主催の少年野球大会、そして昨年11月に行われ、大盛況のうちに幕を閉じた「まちあそび人生ゲームin鹿島」など、コロナ禍の制約の中でもさまざまな工夫を凝らし、地元商工業の振興に貢献されました。
 令和の時代は皆さんの時代です。皆さんが日々の青年部活動で研鑽を積み、自身の事業の発展、ひいては鹿島市発展のリーダーになって頂くことを祈念し、お祝いの言葉に代えさせて頂きます。

佐賀県知事 山口 祥義

「新たな時代を創る」

鹿島商工会議所青年部の創立40周年をお祝い申し上げます。
 昭和57年2月に創立されて以来、皆様は、地域経済やまちづくりのリーダーとして、様々な事業を通して、鹿島の発展に貢献してこられました。
創立40周年記念事業として行われた鹿島を舞台にした「まちあそび人生ゲームinかしま」や、子どもたちが日ごろの練習の成果を発揮できるよう開催された「YEG杯少年野球親善大会」など、地域に根づいた活動には、鹿島を盛り上げたいという熱い想いが込められているように思います。
 これまでのご功績に対して、歴代の会長様をはじめ、活動を支えてこられた皆様に対し、深く敬意を表しますとともに心から感謝申し上げます。

「望(のぞみ)を将来に置け」

これは、今年没後百年を迎えた佐賀の偉人・大隈重信が自らへの訓示としていた言葉です。
 柔軟な発想力と実行力で明治という新たな時代の日本をリードした大隈は、通貨「円」の制定や早稲田大学創設など、未来を見据えた国づくり、人づくりに力を尽くしました。
 激動の時代において、若い大隈の原動力となったのは、よりよい社会をつくりたいという熱い想いと、未来への大きな望みだったのではないでしょうか。

 いつの時代も、社会をよりよく変えていく力は、若い人たちにこそあるのだと思います。
 コロナ禍においても、困難を乗り越え、新たな時代をつくっていくためには、大隈のような柔軟な発想を大切に、新たな価値を生み出していくことが欠かせません。
 県では、地域が持つ価値や資源に気づき、魅力あるまちを築く「KIZUKIプロジェクト」を進めており、まちづくりの拠点となる肥前鹿島駅周辺の整備に向けて準備を進めています。
 若い世代の皆様の情熱や鹿島の魅力が掛け合わされることで、鹿島ならではのまちづくりを目指し、皆様とともに取り組んでまいります。

 結びに、鹿島商工会議所青年部の今後益々のご発展と、会員の皆様のご活躍、ご健勝を祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。

鹿島市 前市長 樋口 久俊

 鹿島商工会議所青年部の創立40周年まことにおめでとうございます。併せて、令和4年の新年のご挨拶を申し上げます。
 今年の正月休みは、例年と異なった様相が多くみられました。
 ① 子や孫の帰省がとても少なかった。
 ② 年賀状のほとんどにコロナに関する記述があった。
 ③ コロナで巣ごもりになり、人生や生き方を考える時間がたっぷりあった。
 その中で、「青年」と「若人」のちがいは何か、という課題に当たり、高校に入ってすぐ、校内の弁論大会が開催され「青年とは」という演題で参加したことを思い出しました。
『① はっきりとした夢、目標を持つこと。
 ② その実践のために、具体的な計画を描くこと。
 ③ 計画達成の段取りを着実に実践すること。
 ④ 別かれ岐では常に積極性のある方途を選択すること。
それが「青年」の特技であり、責務である。
これらに従っている間は、現実の年齢がいくつになっても青年である。どのくらいの年齢まで生命長らえるか全く予想もつかないが、ずっと青年(少なくとも志は)でありたい。』と主張し、結果は優勝でした。
 現在も、そのような考えを持っていますが、その背景には、祖父が父に言った言葉があります。
 ①ウソをつくな
 ②卑怯な振舞をするな
 ③出来れば人のためになる仕事をしろ。
 隣のマチを新幹線が走る、それを横目で見ながら鹿島駅の周辺整備が進む、新しい市長が誕生するなど、鹿島は更に一段と進化することが期待される時期を迎えます。そのようなタイミングこそ、まさに、「青年」の出番であり、青年部の役割は大きいものになると考えます。市民もきっと、そのことを期待しているものと思います。鹿島市と商工会議所青年部の発展を祈念しています。

佐賀県商工会議所青年部連合会
前年度会長 上原 泰三

 鹿島商工会議所青年部(以後、鹿島YEG)の創立40周年誠におめでとうございます。溝上祐介会長をはじめとする鹿島YEGの皆様、OB、OGの皆様、鹿島商工会議所はじめ関係各位の皆様の日頃のご活躍に深く敬意を表し、心からお慶び申し上げます。
 また設立時より佐賀県商工会議所青年部連合会(以後、佐賀県連)を牽引する存在として、昭和61年度には佐賀県内では初めての九州ブロック大会を主管地として開催するなど、佐賀県連の先導者として今日まで歩まれ、佐賀県連への多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 鹿島YEGの皆様はガタリンピックをはじめ、鹿島おどりや酒蔵ツーリズムゆ~ゆん呑みくらべなど、日頃より地域振興の中心となり活躍され、そして今年度も40周年記念イベントとして「まちあそび人生ゲームinかしま」を開催されるなど、鹿島YEGスローガン『協笑』~笑顔にする工夫と行動~のもと、更なる飛躍を遂げられる姿に佐賀県内のYEG会員一同、刺激を受けております。
令和3年度 佐賀県連スローガン
『SAGA Rebuild』~Sustainable Attitude Generation Activity~
これは次代を担う子供たちに対して、昨今の気候変動や急拡大する新型コロナウイルスを乗り越えて、SDGsのゴールに向けた持続可能な社会を、責任世代である私たちが一丸となり佐賀県の未来を再構築していく決意表明です。このスローガンのもと鹿島YEGのメンバーと共に団結して、今後も佐賀県連の活動を進めてまいります。
 結びに、鹿島商工会議所青年部のこれまでの歴史を礎として、更なるご活躍とご発展を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。佐賀県商工会議所青年部連合会 会長 上原 泰三

九州ブロック商工会議所青年部連合会
前年度会長 廣畑 賢一

 鹿島商工会議所青年部が創立40周年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。これまで貴会の礎を築いてこられた歴代の会長様をはじめ、先輩諸兄の皆様、役員の皆様、会員の皆様に深い敬意を表します。また、平素より九州ブロック商工会議所青年部連合会の活動に対して多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申しあげます。
 さて、令和3年度九州ブロック商工会議所青年部連合会は、「Innovative activity of YEG ~九州ブロックの繋がりが未来を作る~」のスローガンのもと、4つの柱を掲げ活動しております。
 1つめに、私たちの活動の根底でもある経済活動を円滑なものとすることを目的に、各地で活動する若手経営者の声を集約し、九州経済産業局との連携を図ることで、今の時代だからこそ本当に必要な政策提言を実施します。2つめに、近年続く未曽有の災害などに備え、九州内のネットワークを構築し有事の際に迅速な対応を取ることができるようシステムを構築すると共に、各地域へ訪問を実施、意見交換を行い、YEG同士の連携体制を強めることを目指します。3つめに、各単会取り組みや、事業の情報を収集し、発信・共有しながら会員同士の交流をさらに進めてまいります。4つめに、メンバーそれぞれの自企業のビジネスを活性化させるための機会づくりとして、ビジネスマッチングやサポートを通じて業績を支え、さらなる向上を目指す取り組みを行ってまいります。
 これからの時代、何が正しく、何が間違いなのか、困難な判断を迫られる場面が多くなると考えます。しかし、私たちYEGは地域経済の活性化を担う青年経済人として、歩みを止めることは出来ません。九州ブロックYEGメンバーと共に革新的な活動を行うことにより、九州をひとつに、明るい未来を創出してまいります。
 結びに、創立40周年という節目を契機とされまして、鹿島商工会議所青年部のこれまでの歴史と伝統を礎に、更なる発展と、会員の皆様の一層のご活躍、輝く未来を心から祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。